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「いるさっ!ここにひとりな!」 ドーモ、No Name Ninja COBRAデス。CD&D私家翻訳モジュールキャンペーンのDMや、D&D5版で遊んでます。ウェンディーズTRPG「Feast of Legends」私家翻訳やTORG忍殺再現などもやってました。
[1] [2]
モジュールには「数千人の人間とモンスターを全滅させる事は熟練したプレーヤーのパーティーでも不可能な事である。」とか断言されてるんだけど、
何の為のTRPG自由度だよ!吟遊かよ!と。

という事で、敵とほぼ同数の兵をつれていきぶつけた結果、敵は敗走したW

残念だったな。デイヴィッド・「ゼブ」・クック!

(ガイギャックスの「恐怖の墓所」もバーバリアンを数十人呼びまくったり、牛50頭を先にあるかせれば、即死罠だらけの酷いダンジョンでもクリアできるってのが実践されてた様子だし。苦笑)

という事で、敵本隊が壊滅した結果の論功行賞で更に領土を預かる形に。

隣接してるのでまだ窮屈ながらも、国境線を超えて領土拡大は進んでいく様相ができてきた。



という感じで、人口も兵もそれぞれ整ってきている様子なので、
まだ暫く先だけど、流石にそろそろ黒鷲戦役の準備を進める感じです。

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夜卓で長らくキャンペーンとなっていたアンバー館が終わったものの、
その最中に「こっちの魔法使いが差別されていて、奇跡がたいしたことない世界に俺達が居ればチートじゃない?」
という流れでフランス中部を手始めに、地球征服できないかなという流れに。

C・A・スミスが描くアベロワーニューの時代背景は原作では西暦475年から1789年までと非常に長い範囲で、
アンバー館はそれらの原作時系列も滅茶滅茶のごちゃまぜにしているものなんだけど。

ラヴクラフトが「もっとリアルに地理とかも設定しろよー」って言ったのに対して、スミスは「ファンタジーなんだからこれでOK!WWW」って開き直り。でも、若いスミスのそういう姿勢に大しても先輩ラヴクラフトは「まーいーかーW」で、スミスが創ったツァトゥグァやエイボンもシェアードワールドとして大いに仲良く活用してた訳ですが。

文献によれば多分にスタート位置の時系列は1175年
https://ja.wikipedia.org/wiki/1175%E5%B9%B4
法然が浄土宗を始めた頃

私のキャンペーンワールドではそうしようW

当時の日本は平家が日宋貿易とかそしてた頃の筈。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E5%AE%8B%E8%B2%BF%E6%98%93#.E5.B9.B3.E5.AE.89.E6.99.82.E4.BB.A3

さて12世紀ルネサンスのフランス周辺といえば
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%81%AE%E6%AD%B4%E5%8F%B2%E5%B9%B4%E8%A1%A8#12.E4.B8.96.E7.B4.80

前年にルイ7世がルーアン包囲したり、サラディンがシリアを制覇した頃
https://www2.hp-ez.com/hp/yo-paris/page16

丁度、オーヴェルニュをめぐって2年後にルイ7世はイングランド王ヘンリー2世と和睦する頃。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%82%A47%E4%B8%96_(%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E7%8E%8B)

サラディンがエルサレムを征服して第3回十字軍が組織されるちょい前か。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%AC3%E5%9B%9E%E5%8D%81%E5%AD%97%E8%BB%8D#.E3.82.B5.E3.83.A9.E3.83.BC.E3.83.95.E3.83.83.E3.83.87.E3.82.A3.E3.83.BC.E3.83.B3.E3.81.AB.E3.82.88.E3.82.8B.E3.82.A8.E3.83.AB.E3.82.B5.E3.83.AC.E3.83.A0.E5.BE.81.E6.9C.8D

あと数百年後にはなるけど、エルフやドワーフなら寿命も長いから、
免罪符を売る教皇に対してルターと組んだりとか、
コロンブスより先にネイティブアメリカンがいる大陸に渡って、
後々に襲ってくるコルテスやピサロを撃退して自分達がケツアルコアトルとして崇められるとか、
色々と夢のスケールも広がるなあW

てことで、D&D方式のヘックスMAPを探したら
フランス
http://4.bp.blogspot.com/-feAp3HQIo6k/UGCgj5xp8qI/AAAAAAAACPs/Yq55wKZHc4Y/s1600/France.jpg
ヨーロッパ
https://img.fireden.net/tg/image/1459/56/1459565804854.png
アメリカ
http://inkwellideas.com/wp-content/uploads/2010/08/us-map-hexographer.png
http://orig08.deviantart.net/d9b2/f/2016/098/4/6/american_hex_map_by_lurch_jr-d9y7dym.jpg

これで、DM負荷が少しだけ減るので、ちょっとやる気も出たW

24マイルは約38.6kmなので、これらを参考にして下記とかで自作するしかないだろうけど。
http://www.hexographer.com/free-version/

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(【注意】今後、新規に私COBRAがDMを務めるCD&D卓に参加希望をされる方はネタバレになる可能性もあります。)

https://trpgsession.click/thread-detail.php?c=commu147836176520&t=thre150326541216

これまで赤箱、青箱などの各レベルに即した公式モジュールのセッションを続ける形や、 オリジナルの緑箱戦乱キャンペーンを続けてきました。 多くのPLさんが自由にPCを持込みできる事を意識し、時系列はガバガバでやってはきたのですが、 領地運営での資源管理などもあると、そのメンバーに関してはそうも行かなくなってきたので、 ちょっとメモ的な年表を起こしてみようかと。 (リプレイとかも残ってはいますが) 公式にはラス・オブ・ジ・イモータル年表や、プア・ウイザード・アルマナックもありますが、それらを今後のキャンペーンでは参考にする個所もありつつも、 「我々のキャンペーンワールド」なのでPC達の活躍で世界も未来も大きく変わります。 既に温泉キャンペーンではファイブシャイアはスリーシャイアです。 ダロキン国境も変わっています。 http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/0c1d99c8abcf6d8bc0f0a9e733a9aecb/1503258932 歴史を創るのは今を生きる人々であって、TSR時代のイモータルどもの思惑なんか、しったこっちゃあないのです。 というのもラス・オブ・ジ・イモータルのシナリオを訳したり、概略を掴むと、衝撃の事実(?)は続くのですが、 この展開はミスタラにとって良い事なのか?という感じが強いです。 X10やWotIの導入には「世界観に影響を与えるので使用上の注意」が書かれてますが壮大な話はやってみたくはなりますよね。 一方で「公式がこうとか言われてもなあ…」とも私は思ってしまうのです。 一通りのGAZを出した後、TSRがAD&Dシフトを行う商売上の都合や、飽和状態になったミスタラを一旦、シャッフルしてもう半荘って意図とかも読めなくはないのですが。 パイオニアである「冒険者」にとっては、既にギチギチに国境線が引かれた後に開拓するとか窮屈で仕方ないし。 ダロキン議員でも1世代しか開拓地を借りれない=墾田永年私財法や三世一身法以降の狭い世界になってしまっているので、一旦、大戦争で線を引き直しちゃえとか、イモータルガーって強引な手段、そして新世界って流れを作りたかったのだろうと思います。 でも、それってPC=PL達がコツコツ作って来た世界を破壊するのも同時に起きてしまうって事をローレイン・ウィリアムズ経営下のTSRは全く気にしなかった。そしてアーンソンやガイギャックスごと、彼らがコツコツキャンペーンで構築してきたブラックムーアやグレイホークを徐々に締め出し、お仕着せ&エド・グリーンウッドの創作側がベースになっていってしまって版が変わればコロコロ設定まで変わってしまうフォーゴトンレルムにシフトさせようとした大人の事情に対してはWrath of the COBRAなのです。 CD&Dやミスタラ自体がAD&Dシフトが上手くいかず衰退したのは経営判断ミスや、ユーザーをないがしろにした販売側の増長が原因だと思います。 プア・ウイザード・アルマナックのカバーイラストなんてラリー・エルモアが描いたウルフガーの転用だったりで、全くやる気がない事が表紙からして一発で判るし。客を舐めすぎ。 TSR経営は一次的に拝金主義&粗造乱造で上向くものの、 結局は致命レベルな100万冊の返品の嵐で債務3000万ドルを抱えるまでに陥った。 しかも著作権をちらつかして二次創作に対しても締め出したのでファン離れは加速。 (これ鈴木土下座ェ門事件とか、日本にまで余波があった始末。新和はコミケで同人誌に釘刺して回ったそうだし。) ゲームを理解しない経営者どもにTSRとD&Dはボロボロにされたが、 MtGで勃興したWoCが買い取り、D&Dは3rdになる。 経営含めて混沌の後の再生か、現状世界の平和的維持かって天秤やメガテンのようですが、そういうのをTRPGなのに公式側が世界はこうなる運命って押し付けたら、だったらサルバトーレの小説でも読んでりゃいいじゃん、個人創作の英雄様が御都合展開で活躍してれば済む話。その他大勢な冒険者扱いの俺らには関係ねえってなっちまうだろうが。 敷かれた線路の上を走るなら機械相手にやってればいいし、 一周して何故アナログゲームやTRPGオンセが活況なのかといえば、 意思決定に「複数の人間」が関わってるからだと。 小説よりモジュールシナリオの方をヒックマン夫妻には書いて欲しいんだけど。 これも大人の事情で収益だのからしたら普通にはもうないよなあ…。クラウドファンディングでもないと。 だからこそラハシアや元祖レイブンロフトには価値があって、便乗した焼き直しの及ばない高みにある。 (5版レイブンロフトのキャンペーンシナリオなんて、貧乏旅行しながら強い敵に酷い目に遭わされるのを延々やってるだけで、マゾヒスト以外は面白くも何ともないだろう。 力づくでの暴力だのの酷い目に遭う悲惨さと怪異ホラーってのは全く違う。 トラックに轢かれるのが怖いってのとクトゥルフは別だろうに作り手側が理解してない。) 相当に話が逸脱してしまった。 ということで 「参加するPCが創るキャンペーンワールド」の側に私は価値を見出していますので、 世界を構築したいという方を更にお待ち申し上げる次第です。

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「ダロキン侵攻」卓用にMAPをアプデしようと思ったら・・・。

の後、戦果や敵将の討ち取り諸々があった後、
ダロキン「議員」は1世代のみの領地をボーダーランドに「借りる」事が出来るという記述をGAZで見つけ、派兵貢献と、敵の総大将エリミネート作戦参加者には報酬としてそれらを提供。

そろそろPCにネームレベル到達された方も増え、パラディンになったり、シーフギルドマスターがいたり、魔法使いが城を買ったりで取得領地の希望を聴いて反映してみた。



現状、私兵の騎兵隊も持ち出してダロキン歩兵との合同軍1500人をもってヒュール軍先鋒を撃破した結果、ダロキン側が逆には緩衝地帯をシンド砂漠側に進展。
その領土分をPC達に肩代わり的に貸した形をとった。
(これから戦乱の危険がある土地をあげますって言っても、普通は欲しがる人はいないよね。)

加えて、ヒュールの侵略に乗じてPC達がダロキンを攻めるって選択肢も、TRPGは自由なのでOKだったんだけど、PCの活躍でヒュール軍がダロキンに与えた被害も1部隊全滅以外はまだないので、黒鷲としても様子見を続ける事とした。
(妙な因果でPCのうち3人は黒鷲の臣下なのだ。)

かくてダロキンを侵略することなく、功名を上げた結果、ダロキン議員の地位も獲得し、自領に隣接した土地を手に入れた。

DM側も相当に知恵をしぼってのこじつけしてるもあるけど、PCの領土は順調に成長中。

ただ戦争シナリオは、PL希望でもなければそんなに頻繁にやるもんでもないとも思っている。
ワーマシン卓は準備に凄く時間がかかるし、前進か後退か、はたまた戦線維持か散々、1週間もかけたヒアリングのあと、たった2回ダイスふった結果で決着したりもあるので。

むしろ、領地を手に入れた後の内政の方が肝心。
信頼度をあげて行くために、今月は税の徴収を棒引きにしようとか、ポケットマネーで物資を買って戦乱の後の復興にとか、街の美化したり色々。

でもまあTRPGで自分がコツコツと育ててきたキャラクターを使って戦争とか領地経営するってシステムもそんなにはないのと、
新規のPLさん方がアリクの瞳やアンバー館などを訪問する形でPCも青箱キャラにはなってくるので、その中から女王になりたい!って希望者がいれば、また領地を獲得するのに関わるシナリオをやろうと思っている。

というかそれも今週中に。

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西方ヒュール神聖王国からのダロキン共和国侵略の影響を受け、
黒鷲も便乗する形でダロキンへ北上侵攻を画策する。
さあ、各領主たちの決断は?
てな感じで、先日のX4『未知なる恐怖への挑戦』、X5『死を呼ぶ神殿』の連作モジュール卓を終えた後、
X5のラストまで到達したPLさんから
「この大軍、どうなるんだろう?大丈夫なのかな?」と極めて自然な意見が。
これ自分もPLでやったあと。「え?これで終わり?」とは思ったし、
多分に作者のデビッド・ゼブ・クックも思っていたのだろう。
そしてX10「Red Arrow, Black Shield」が追って出されたのだが、日本では未訳。

ということで、X10を翻訳するのか?ともう何十年も悩んでいるのだが
(オンセのCD&D公式モジュールキャンペーンを始めるまでは使うあてすらもなかったので)、
とはいえ煮え切らないラストを解消すべく、
明確なデータがある分はワーマシンをやってみようかな?と思った次第。

そして緑箱ワーマシン卓をやるため、領主PCをお持ちの方々に声掛けした。

ーーー
ダロキンが現在は緩衝地帯として機能してくれているものの、
更に東に侵略が進めば、その南はスリーシャイア、そしてカラメイコスという地政でもあります。
領主メンバーの方々の内、御二方は既にX4卓に参加されているのですが、
X4を絡めながらワーマシンをやってみるのもアリかなとも思いました。
敵の先兵を叩くワーマシン卓は如何でしょうか?
黒鷲領から西方に部隊移動するのは結構な時間と食料がかかりますが…
(海路をとるには船団規模が必要だし。)
一応、パーティー戦闘で勝てない規模でもないです。
ダロキンの豪商ジェダリン・コランに大きな貸しを作る事はできますし、
領地の換金できなかった9割方の物納品は在庫分は買ってもらえるでしょう。
交易路ができれば換金率を上げても良いと思います。

DM的には黒鷲戦乱をそろそろやって東側の憂いをなくす方を先にやっておきたい気もします。
ーーー

という事で、御多忙なPLさんも隙間時間的に出席進行できるように
PBM的に外交方針や軍議はサミット状態で、
コメント等を使用した掲示板ベースでPCやNPCのやりとりを進めている。

「現在公開可能な情報」
みたいな体で情報収集フェイズは既にある程度進んだので、ぼちぼち実働して頂く。

TRPGなので行動宣言は自由でアイディア次第ですが、
書き込み頻度には差がでてしまうのは仕方ない事とは言え、
「待ち」のままで卓開始時に何もできなくなってしまうと本末転倒ですので、

行動が思いつかない場合も想定しSLGコマンド風に選択肢もDMから出しておきましょうか。
そして、行動宣言やコマンド消費で日数が過ぎて、傭兵との再契約までの残日数は減っていきます。
纏めて複数日数分の行動宣言してもOKです。(これで頻度差を緩和できるかな?)

1、交渉(請求額や地位、援助物資その他を「何処と」)
2、移動(個人、部下、兵士)開戦時に何処にポジショニングしているかは言うまでもなく重要です。
3、(移動地域が文明圏や掃討済みでなければ)ワンダリングとの戦闘

と、ここまで書いて、戦略地図側に升目の情報がないと、移動宣言のしようも…。

どどんとふのHEX方向はD&DやアナログSLGの向きと頂点方向の縦横がちがうので、
座標ベースでの伝達をするにはMAPを90度傾けて設置しなければいけない。
しかも、寸法が合わなくて色々と大変。

現在は都市名単位で移動指定を頂ければと思います。(交通手段と距離で日数を当方DMが出します)。
MAP諸々の調整をしますのでしばしお待ちを。
・・・ということで。

ワーマシン用に24マイルマップで各PC領土色分けしてみたんだけど、
前に使った寄りの24マイルマップと地形が微妙にズレてる気がする…。



これまX10ベースのMAPなので広域なこちらの方が公式に準拠してるとは思う。
国境線だのは戦乱ネタやってキャンペーン内では線引き変わってるからどうでもいいんだけど。

前回は寄り範囲でPC領位置関係を確認するのに使ってた。




来週末卓用に西方遠征の必要があるので広域を使ってみたのだが。

24マイルってほぼ40キロ近くなので、地形が変わったら大変動なんだけど…。

でもその距離感覚の広域とDMが自分で言っておきながら、

とりま、「こまけえこたあ!」の精神でいて頂くしかないか。(自分で言うな!)

主にPCや軍隊がどう移動するかと、其れに使う日数などの目途を測る用法用途だからねえ。

そも領地を明確にしたかったのは行軍の為の出発点を明確にしたかったわけ。

その為に領土のエリアをザクザクと雑に囲んでは、色をバケツツールで落としてながら、
「3彩色問題とかあったなー」などとも思い出したが、
別にこちらは色を何色でも使えるのでそんなのは無関係。



でもむしろ地色に負けない様に彩度が強い色を選びつつ、色相も被らない事に注意した。
地形側が緑や茶色系を多用してるので、被せる色だと黄色やオレンジ系は全滅。

白地図が使えれば良かったんだけど、コレだと西側の範囲が足らない。
http://www.pandius.com/expert-set-known-world-24-original-colours.png
戦略MAPへの情報記入に際し。
皆さんの領土カラーもそろそろ黒色は区別つきにくい事と、スタンスもぼちぼちでしょうからやめようかと。
仮置きさせて頂いてた、赤や青も含めて
コマンド入力と共に好きな色をお伝えください。

現状はこれまでの色を仮置きして後程指定色に変えます。
そして、領地管理に関しては卓毎にUPして降ろしてってのも何なので、
PLさんがお持ちの鯖に地図をアプデして提供し、参照可能な形にして頂こうかなとも。

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オフセで新和時代のCD&D公式モジュールキャンペーンを何度もやってはいたものの、
オンセでのCD&D卓を回し始めてもうネームレベルのPCさんも生まれ、
新規体験卓としてのスタート側も3週目にも突入しようかという事で、
オンセのノウハウも自分なりに溜まったという事でメモを纏めておく。

そもCD&Dでミスタラを舞台としたキャンペーン的な概念が出てくるのはX1に書かれたMAPの存在が大きいと思う。

http://www.pandius.com/expert-set-known-world-24.png

それまでは赤箱でスレスホールドという村の出で冒険者が出てくるという流れはあったものの、
「国境の城砦」や、「アリクの瞳」の部隊は地理的に何処という事は決まってなく、DM個々の世界観の一部という形のままだったが、X1の地図に示された事で、「国境の城砦」はカラメイコス大公国北部のアルタン・テーペ山脈のB2か所にあり、「アリクの瞳」のヘイブンはB3のこの辺ってのがざっくりながら示された。

「B1-9 In Search of Adventure」という総集編モジュールではカラメイコス大公国を舞台に3方向からの移動パターンでベーシックモジュールキャンペーンとして、それまでの設定をやや無視したり、内容をカットしたりもして無理やりに流れとしてまとめたものがある。

>B1-9 In Search of Adventure 冒険を求めて
http://www.geocities.co.jp/Playtown/8080/dd/adv/b1-9.html

ルート1は
コードウェル城の掃討(5つの短編シナリオ集B9コードウェル城奇談の一つ目)
 → B8 偽りの旅路 の3つあるコース内の1部
 → B1 In Search of the Unknown (未訳)
 → 大脱走(B9コードウェル城の一部)
 → B6 陰謀の街・スペキュラルム

これはカラメイコス大公国の西側から南下して首都スペキュラルムへと行くであろうコース。
「大脱走」にルルンの地名ややブラックイーグル男爵の名前が入る形になったため判読できる。

ルート2は
エルウィンの聖域(5つの短編シナリオ集B9コードウェル城奇談のラスト)
 → B2  国境の城塞 のダンジョンパート。おかげで城砦の図面などは省略
 → B3 アリクの瞳
 → B5  シュリール川を越えて 恐怖の丘へ のワイルダネスと一部ダンジョンを省いたもの
 → B6 陰謀の街・スペキュラルム

スレスホールドや国境の城塞=キャステラン砦があることと、ヘイブンの位置をX1付属マップとすればカラメイコス大公国の北東から河川を下る形でスペキュラルムに至るコース。
(実はヘイブンの扱いはプリンセスが出てきたリ、守護者が出てきたリで割と御伽噺的なファンタジーシナリオな為に色々と位置特定は難しい。)

ルート3は
B6 ラハシア
 → B4 失われた都市
 → B6 陰謀の街・スペキュラルム

砂漠のイラルアムへも向かうB4があるので東側から往復移動する経路。

という構成なのだが、
これらのモジュールをPLとしては一通り遊び、DMとしても何十回も回してる立場から言わせてもらうと・・・

「ねーよ!脅威度とかがデタラメすぎる!」

ベーシックモジュール=赤箱対応=レベルが1から3って事を想定してあるなら、これらの中で稼げる経験値からしてルートを完走できれば4レベルも多分軽く超えてしまうと思う。

しかも、ルート開始して割とすぐに強いモンスターというかドラゴンが早々にが出てくる可能性があるとか、少なくともベーシックモジュールとしてはありえない!
なんぼゲーム名称がダンジョンズ&ドラゴンズだろうが全滅したらキャンペーンも何もないだろうに!と思わざるを得ない。

ということで個人的にPL経験や何十回もDMをやった経験から自分がやっているモジュール順番は

スタートは
「B6 陰謀の街・スペキュラルム」
シティアドベンチャーなので公式シナリオの中で1レベルキャラだけのパーティーでも生き残りやすい。
いきなり首都での導入なのでファンタジー世界にせよ都会がどういうものか解る=世界観が掴みやすい。
コンパクトな複数プロットなので分割も可能!オンセもやりやすい!
但し、シティアドベンチャーなのでDMが街の描写をどれくらいできるかの技量は試される。

 → 「B3 アリクの瞳」
PCのレベルが低くてもヒーローできる!異世界ネタなので導入は強引。
初心者DMでもどうやって対応を進めていけばいいかがゲームブック形式のプロットで示されている=PL側も「どうする?」が選択肢だと慣れてない人も進めやすい。
1レベルキャラだけだとそれなりに戦闘で苦労するであろう敵もいるので、次々とキャラが死んでしまうバランスでこそD&Dだと思うDMだとこれが1本目でも良いのでは?と感じる人もいるかもしれない。
でも、キャラが死んでも楽しいって考えはTRPGにそれなりに慣れていないPLには厳しい事もあるので、自分は2番目にした。

デビアントに綺麗なカラーMAPを公開して下さっている方が。
http://bogie-dj.deviantart.com/art/Palace-of-the-Silver-Princess-Level-1-555233079

http://bogie-dj.deviantart.com/art/Palace-of-the-Silver-Princess-Level-2-549899736

但し、オンセでやる場合は部屋数がモジュールそのままだと結構に多いので、自分は2階からスタートという形もとってみている。

強引な導入とファンタジー世界の中の異世界シナリオなので、パーティーが全滅してしまった場合の救済シナリオに、死んだらこの世界に来た!完走すれば守護者の力で生き返れるみたいな展開での用途もあるかも。

またこの方はヘイブンの位置をカラメイコス大公国の北西側にレイアウトする解釈をしている。
厳密にいえば、その場合はカラメイコス大公国内部のキャンペーンでなく、お隣のハーフリングの国ファイブシャイアだけどね。

http://pandius.com/modl_adv.html
>I "tweaked" the canon locations of B1-3, and added B5, to my homebrewed B/X Grand Duchy of Karameikos map

http://pandius.com/revisedBXGDoKmap.bmp.jpg


 → 「B6 ラハシア」
これを終えれば赤箱レベルを卒業して青箱に挑める位にはレベルアップもしているかなと。
累計5000万部小説「ドラゴンランス」作者、トレーシー・ヒックマンと妻のローラの作品だけあって、悪役含むNPCやギミック設定も流石。
3版やパスファインダー、5版にコンバートされて活用されている方々も洋の東西を問わない程に名作の誉れも高い。

んだけど、オンセでやるにはMAPが複雑なのと、やや長いかなとも。
元々、前後編で2部構成で売られていたものなので、オフセでも一気にやる者でもない位のボリュームではあるんだけど。

ダンジョンを煩わしく思う人、好き勝手な気ままな冒険をやりたいってPLさんには向かないかも。なのでリクエストでもなければもう自分は回すのは当面いいかなーとも思っている。

とはいえ「シナリオ」としての評判が良い作品であることは過去数十年にも渡る実績が証明している作品なので、難しいもんだねえと。


他のベーシックモジュールは?と思われる方もいるだろう。
B5は4レベル位で挑んでみるのは良いかなと。
B1-9でワイルダネスと後半パートが省略されているので、そこを青箱入門編として使うのも良いかなと(ワイルダネスについてはアレンジはやや必要だが)。
うちてはダッシュ村風に開拓もB5のエリアでは進んでいる。
B5のエリアがどこなのかの考察については、海外の方の独自研究が自分のと恐ろしくにた結論になって驚愕したのだが、これはまた別のエントリで。

B4は作中に書かれている通りに後半は青箱対応。なので1-9では後半が端折られている。
のだが、あの遠大な内容はなかなか!なのでドラゴン誌などでも3版用にリメイクされ、3.5版のキャンペーンセッティング資料集にも登場する位に評判は高い。
逆を言えばこれも青箱の4レベル以降に挑めばいい作品だと思う。

B2はCD&Dがどういうものかを雑に把握する短時間セッションにはいいかもしれないが、キャラは死にまくるだろうし、成長もさして見込めないので私は勧めない。ゲイリー・ガイギャックス作品だろうとね。

B8は強引な導入、酷いオチ、内容の説教臭さといい、押しつけ吟遊シナリオの悪い例を集めたらこうなるという見本。パワーバランスも考えられていない。なので、やらない方がいいと思う。
海外のネタサイトでも内容の酷さを散々叩かれてる位だし。
http://www.somethingawful.com/dungeons-and-dragons/basic-dnd-adventure/

B9は個々の導入が強引なので、新和版の発売当時にPLでやった時にはバランスの悪さ含めて私の中ではすこぶる悪かったのだが、B1-9を見てみて、こういう繋ぎに使ってみる手はありかもなとも少しだけ思った。CD&Dの経験値はどれだけ御宝を集めたかが大きいので、ビビりすぎてしまったり、見過ごしてしまうと何回も卓をやっててもPCが思ったほど育たないという事も起きうる。
そういう際の調節用に短編として差し込んでみるという用法はあるかもしれない。
ただ導入についてはDM任せな投げっぱなしが過ぎるのでB1-9側を参考にした方がいいかもしrない。(未訳だけど)

B10、B11、B12は公式にカラメイコス大公国を正式に意識して書かれてる公式シナリオで、これまた私見だけど、この頃になるとなんかカラメが開けすぎてて、探検してる感じでなくて、ふつうに田舎で言われたままに仕事してるみたいなノリになってる「呼称だけ冒険者」みたいな扱いが時代の流れも感じつつも、石に当たっても死にそうだったキャラクターが、領主になり、神にまで至れるのがCD&Dなのに、なんか知らない間に領主があちこち既に占領してると「いつの間に何なんだよ・・・」ってPLとしては思うんだよなーって事を制作サイドが解ってない感じが凄かった。

あと、ソロシナリオのBS1 ブリザードパスも複数人でも使えるんだけど、ダンジョンへの導入と帰還方法が唐突なので、シナリオとしてやってもあんま面白くない。ゲームブックとしては赤セロハン使ったりとかの工夫もあって割と楽しいんだけど。


・・・と、駆け足で13本以上のシナリオレビューをしているみたいな内容ですが、
次はB5の解析を含めて、青箱キャンペーンでの公式モジュール順の私なりの提言を書いてみたい。

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