「いるさっ!ここにひとりな!」 ドーモ、No Name Ninja COBRAデス。CD&D私家翻訳モジュールキャンペーンのDMや、D&D5版で遊んでます。ウェンディーズTRPG「Feast of Legends」私家翻訳やTORG忍殺再現などもやってました。
|
二夜連続のMarvelヒロイックRPGオンセ。
ルルブ読みながら「うへえ…」って思う印象よりはプレイ中には重いシステムでなかったとしても、
実際はやっぱり重いので、
自分以外のPLが行動宣言して後に、どれを2個選ぶかとか、効果ダイスをどれにするかだのを判定処理してるダウンタイムと、
更にはそれに対して都度ウォッチャー(GMのこと)が対抗判定をするので倍の時間を食う。
なので自分の手番が回ってきた時に行動宣言するか考えて、
キャラ紙とにらめっこしながらダイスセット構造を組んでおくと、少しは時短できるかな?
とはいってもコミュニケーション遊びであるTRPGでは人の話を聴くのは超重要だから難しい所。
昨夜の以下続き。
>MarvelヒロイックRPGのPL感想とリプレイに満たないメモ
http://nstorg.blog.shinobi.jp/trpg/marvel%E3%83%92%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%83%83%E3%82%AFrpg%E3%81%AEpl%E6%84%9F%E6%83%B3%E3%81%A8%E3%83%AA%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%81%AB%E6%BA%80%E3%81%9F%E3%81%AA%E3%81%84%E3%83%A1%E3%83%A2
ブラックパンサーはネビュラの行方をワカンダの超科学で察知。
どうやら、スタークタワー地下倉庫に保管されているコズミック・キューブを狙っているらしい。
デッドプールPCからするとハルクと戦わなければいけないモチベが希薄。
とはいっても、ネビュラにお好み焼きにされた恨みがあるぜ!って金に煩い狂人ながらも無理やりこじつけてみる。
早速、地下へと向かおうとするがミュータントハンター巨大ロボット、センチネルが操られて通路を破壊して通れなくしようとする。
|
デッドプールがセンチネルに切りかかり、2d10の出目は9と8。3d8の出目にも8があり、効果ダイス側にd10の出目8を持って行ったとしても高い出目だった。
だが、この段で「MarvelヒロイックRPGの最大の欠点」が明確に露呈。
GMの出目が更に良かったので、PC側の良い出目も何の効果もなかったことにされてしまった。
「MarvelヒロイックRPG」は行動宣言やダイス使用についての複雑なルールがあるものの、
「結局、ただの運ゲー」というのが最大の欠点。
判定についてサクサク進むので好まれて普及しているシステムは
・PCの持っている技能側のみで成否が判る
(例:CoCなどのBRP系)
・何らかの難易度が固定されて提示されるので、リトライ積み重ねなどで解決できる
(例:D&DのACに対する命中判定)
という感じだ。
しかし、大昔の嘘か真かはしらないが皮肉な話に、
「ダンジョンの入口に鍵をかけておいたら、
シーフがオープンロックに失敗。魔法使いもノックの呪文を持っていない。
入口でダンジョン攻略は失敗として終わってしまった。」
というものがある。
しかも、MarvelヒロイックRPGは都度GMが対抗判定をしてくるので、
PL側の出目が良かったとしても成功するカタルシスを得れるとは限らない
= 禄にヒロイックに活躍できないRPG なのだ。
俺TUEEEで何でもかんでも成功ってヤラセ的な御都合もそれはそれでどうかと思うが、
ヒーローポイントなどがあるゲームでは、出目が悪ければリカバリする事ができるシステムもある。
なのにMarvelヒロイックRPGは対抗判定に対してヒーローだろうと一度結果が出てしまえば何もできない。
更に酷いのはドゥームプールの使用などで
「GM側だけは後付けで色々と結果の上に上乗せできてしまう。」
ヒーローが活躍できるゲームシステムなら、
普通は逆じゃね?
そもそもGM側のゲーム内で出せるリソースってのは無限に近い。
ドゥームプールがある!とか作者や擁護派は言いそうだけど、
出せるNPCの強度や数に制限かかるわけでもなんでもねえから関係ねえ!
大昔に俺らが卓をやってる横で学ランの子たちがCD&Dやってて、
ダンジョンは一直線上に部屋が繋がってるだけ。
そして中はランダムなせいか、
大量のワイトを倒した次の入口から2番目部屋に、何の脈絡もなくドラゴンが出たってのが隣から聞こえてきて「やれやれ…」って思った。
GMはドラゴンだらけのダンジョンを作る事も出来る。
でもPLが次も次も戦闘ってのをシナリオと呼ぶのか、楽しいと思うのかは別。
「ロールプレイング」ゲームをしないでダイス振って戦ってるだけの連中なら別かもだけど(苦笑
だから、タダでもGM側が有利なのに
それに拍車かけて、PC達に失敗させまくるシステムの何処が「ヒロイック」なんだよ?
普通に活躍させろと。
このゲームのオリジナルが2012年作品なのだが他の様々なシステムと比べて、
・煩雑で重い!
・ヒーローっぽく活躍できない!
・面倒な割に、ただの運ゲー
ってのは流石に酷いと思う。
序文にTSR時代のMarvel Super Heroes のテストプレイの開始時にドラゴンランス戦記作者のマーガレット・ワイスがキャプテンアメリカのPCを使っていたら攻撃が全く当たらずに、ドブの中で気絶してしまった為に、システムが作り直しになったって書いてあるが。
|
学習能力ないの?
MarvelヒロイックRPGもマーガレット・ワイスにテストプレイしてもらっとけよ!
マーガレット・ワイスも経営者として寄せた序文だけで全然ゲーム自体をやってなさそうなのがまた…。
入口でPL側の出目が良くても進捗ないシステム。それがMarvelヒロイックRPGなので、
表の参照はめんどくせえがスピード感は一応あって、とりあえずダイスふっとけば話が進むシステムで、何よりそれなりに強いヒーローごっこができたTSRのMarvel Super Heroesより退化してねえか?
Cam Banks,やJeremy Kellerのヒーローってものに対するイメージがずれてるんじゃない?
説明の例に使ってるキャラもサイクロップスだし。
(まあ彼はウルヴァリン人気の被害者としか言いようがないが。)
7000円近く出費した購入者からの容赦なく正直なレビューもキリがないので、
リプレイもどきに戻る。
なんとか先に進んで、地下倉庫に到着。
何故、コズミック・キューブをハルクが狙っているのかをブラックパンサーが聞き出すに、
この卓設定では襲ってきたハルクが宇宙海賊のリーダーになっていたのは
プラネット・ハルクと同じく、スーパーヒーロー秘密組織イルミナティによって宇宙に放逐されて、宇宙海賊船にぶつかって…という流れとのこと。
|
地球の為に長年戦ってきたハルクに対して酷い仕打ちなわけだが、
この卓設定のハルクはブルース・バナー博士の知能もそれなりに維持しているとのこと。
(グレイハルク成分が多め?)
|
そこまでハルクが危険視されて嫌われるのなら、いっそコズミック・キューブを使って、ハルクの存在自体をなくしてしまう現実改変をしてしまえ!ということらしい。
そこでデップーは
「外見諸々で嫌われたり蔑視されたりは辛いよなあ。俺ちゃんもわかるわー。
しかも世界を改変できれば、
もしかしたら俺ちゃんも超人兵士計画の犠牲者にならなくて済むかもしれないじゃん!
あー、俺ちゃん、ハルク側につくわ。」
といいだす。
デッドプールのマイルストーンには「裏切ると10EXP貰える」というのがあるので、使うタイミングを随時狙っていたのだが十分な理由ありとなった。
そして今回卓のウォッチャーが用意したアンロック項目に
「アイアン・アーマー」パワーセットがあった。
スタークタワー倉庫ということもあり、貰ったばかりの10EXPを即時消費してアイアン・アーマーをGET!
「アイアン デッドプール、発進!」というが早いか宇宙海賊船に向かうネビュラを追いかける。
ちなみに本家アメコミの『DEADPOOL#7』にはトニー・スタークからアイアン・アーマーを盗んで嬉しそうなデップーがホントに出てくる。
>Deadpool (2012) #7 | Comics | Marvel.com
https://www.marvel.com/comics/issue/46043/deadpool_2012_7
ワカンダ国王はアンロック項目「ワカンダの兵器」のパワーセットを得て大統領専用機「ロイヤル・タロン・ファイター」を召喚。
ウィンター・ソルジャーを乗せて宇宙海賊船へと向かい砲撃。
宇宙海賊船はブリッジの中を砲撃でむき出しにされて、
そこにいるハルクにウィンター・ソルジャーがとびかかる。
ウィンター・ソルジャーはドクター・ストレンジのテレパシー攻撃のパワーセットを使用。
さしもの無敵の肉体を持つハルクも精神攻撃で削られて、
PLダイス目が走り、GMの出目が走らず(はい、運ゲー。)
加えてこれまでGM側のドゥームプールをコツコツと削ってきた経緯もあって、効果を消しきれず、
ハルクが力負けする結果に!
(これだけでもヒーローのキャラについて再現性ゼロなシステムだよね。)
仕方ないのでPLのアドリブでこじつけ(苦笑
これを見たデッドプールは
「お?!ハルクが人間になってきたのか?
ならば、俺ちゃんにも効果がありそうだ。
今度は俺ちゃんの番だぜ!」
と、言わせて、ネビュラに向かって
「リパルサーレイをくらえ! 一度、撃ってみたかったんだよねーW」と更に裏切りを慣行。
ここでウォッチャーから1つの卓で10EXPが入るマイルストーン使用は1階だけで、何度裏切ってもEXPは入りませんよ。との説明が入ったが、
こちとら承知の助!でやっております。
デップーとして
「EXPなんか関係ねえぜ! 裏切りたいときに裏切る。それが俺ちゃん流!」
と第四の壁を突破したメタ台詞をはいて、
「コズミック・キューブを奪って世界を改変する」というアセットを構築W
これはインフィニティー・ガントレットでサノスに対抗する為にヴィランであるDrドゥームが味方になるんだけど、実はガントレットを狙っていて最後に引っ張り合いになる展開が大好きで、どうせごっこ遊びできるのならとパロディしてみた。
|
ディズニーの買収がもっと数年早かったら、映画でもそれが見れたかもねえ。残念。
|
俺がMarvelヒロイックRPGで遊ぶ機会を頂けて、しかもデップーがOKという事ならという事で、色々と考えてた事があって、
・デップーのマイルストーンだから裏切りは使いたい。
・でもTRPGでのPvPが俺は大嫌いなので、更に敵に対して裏切って攻撃をかける
ってのは事前に計画してた。
だーけーどー、
コズミック・キューブを奪った後にどうするとか、そういうのは全く考えておらずアドリブ。
というか、デップーが好き勝手な世界改変をするっていっても、想像を絶するよなW
なので、奪うのに成功したとしても
「・・・使い方、わっかんねえわ! くそっ!」
と言って、ぶん投げて捨てちまうつもりだったW
ただ、デップーもネビュラもダイス目が冴えず膠着状態。
ウィンター・ソルジャー VS ハルク
デップー VS ネビュラ
という感じで、ブラックパンサーが長時間おいてきぼりになってしまった。
冒頭にも書いたがMarvelヒロイックRPGの重くてダメな点はコレ。ダウンタイム長すぎ。
しかしブラックパンサーのPLさんは状況や情報を客観的にみて色々考えていたそうで、
攫われたトニー・スタークの救出を行動宣言!
なんと高貴なヒーローらしい行動!
(気にはなってたのでアイアンアーマーを持ってきてたのは、いざって時にトニー・スタークが使えるかな?とPL側は思ってたので、デップーに盗ませてたのだけど。)
次にウィンター・ソルジャーがハルクに更なる攻撃をかけてストレスアウトさせた。
リプレイ書いてて気づいたが、
その後、行動済みなのに何故かウィンター・ソルジャーが立て続けにコズミック・キューブの争奪戦に入ってきて
「ハルクには救われる権利がある。
ハルクの怒りと悲しみを全世界の人々に分けて理解してもらう。」と言い出す。
Web上であまり評判の良いアカウントの人でない事もしってたし、
卓の前に唐突に話し合いって提案があって皆の時間を使っただけでも
「声の大きいPLタイプ」だなとは解ってたけどねえ。
ウォッチャーも
「そんなことしたら、気がふれる人が大勢でますねえ…。」と言い、
俺は
「ばら撒くって言ってもいわばオンスロート規模でしょ?」と。
ブラックパンサーのPLも
「それは止めます。」という事で対抗判定となった。
だけど、デップーとネビュラが競争してたアセットについて、
ブラックパンサーと対抗判定に成功しただけでウィンター・ソルジャーが何故コズミック・キューブを手に入れて改変してるのか、システム的にも全く理解できなかったので、もう一度アセットについては確認する。
そもそも、自分の発案でもないアイディアを乗っ取るプレイスタイルってどうなのかなー。
人の企画提案に「いいこと聞いた」とか言って盗もうとする奴は仕事でもいるけど、
ハッキリ言わせてもらうけど、嫌われるだけでなく、そのうち周囲に敵が増えて潰されると思う。
で、効果は微妙に調整されたもののデップーやネビュラは抵抗判定の機会もなく、
「ハルクの怒りが全宇宙のヒーローににばらまかれた」
って精神攻撃テロみたいな意味不明の台無し結果に。
ここで締めの行動をって流れになったので、
ウィンター・ソルジャーはニューキャプテンアメリカを名乗り、ハルクと新アベンジャーズをアッセンブルするとのこと。
ブラックパンサーは嘗ては断った7つ目の席であるイルミナティに加わり、救出したアイアンマン達の監視を含めて行動する事を決めた。
デップーはニューキャプテンアメリカを認めるかってウオッチャーに聞かれたんで、
「本物のキャップ、スティーブ・ロジャースなら、もちっと上手い事やった筈だぜ。
サイドキック。」
って言いました。
そしてデップーのラスト描写という事で、
ストレスアウトして倒れてるハルクに近づいて、
「永遠に苦痛から解放してやるよ。俺の彼女(ミストレス・デス)の所へ行きな。」
って言って鉛玉をブチこんで殺す。。。って、これもある意味でデップーらしい鬱エンドを、
横入りしての仕切りプレイに対し、じゃあ俺の方も好き勝手にやらせてもらって、
其方の目論見を易々と破壊しようかなーとか思って提案しかけたんだが、
「やっぱ、やーめた。」
「社長。アーマーは今回のギャラとして頂いてくぜ!」って飛び去りつつ
「俺ちゃんにだって救われる権利はあるんだぜ。」
と、つぶやくってラストにしました。
俺はPL1がどうのって接待系システムは嫌いだし、
皆が協力してる中に、声がデカい暴走PLが入ったら卓は滅茶苦茶になるってのは知ってる。
でも俺自身が暴走返しで潰したら、ソイツと同類になっちまうもんねえと。
PR
プロフィール
HN:
COBRA
性別:
男性
趣味:
TRPG、アニメ、映画鑑賞、コミック
カテゴリー
最新記事
(11/17)
(11/12)
(11/11)
(11/10)
(11/09)
リンク
TORG Kickstarter