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「いるさっ!ここにひとりな!」 ドーモ、No Name Ninja COBRAデス。CD&D私家翻訳モジュールキャンペーンのDMや、D&D5版で遊んでます。ウェンディーズTRPG「Feast of Legends」私家翻訳やTORG忍殺再現などもやってました。
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先のエントリでシステムが重くて複雑な「運ゲー」と書いた。

MarvelヒロイックRPGのPLレビューとリプレイに満たないメモ2
http://nstorg.blog.shinobi.jp/trpg/marvel%E3%83%92%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%83%83%E3%82%AFrpg%E3%81%AEpl%E6%84%9F%E6%83%B3%E3%81%A8%E3%83%AA%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%81%AB%E6%BA%80%E3%81%9F%E3%81%AA%E3%81%84%E3%83%A1%E3%83%A22

とはいえ7000円近くも払ったんで、なんとかマシにする方法を考えてみる。

(娯楽の筈が本末転倒だよな…。)

折角買ったんだからPLだけでなくGM(ウォッチャー)もやってみたいし。

その1
*とにかくマッチング!

このゲームはマーベルヒーローについてPL側が知識がないと、
煩雑なシステムで大変ってだけで面白くないと思う(断言)。

とはいえ自分みたいに
「ウォッチャー、この世界観はアース616に準拠した設定でいいんですか?」

って人ばかりではない。

ただでもこのゲームはシステム用の自作用語だらけな上に、
「しーるど」
「いるみなてぃ」
「ベンおじさん」
とかとかに説明が必要となると、色々PLに向けて提供できるネタが狭まってくる。

とはいえPLがその辺は申告すれば「映画みてるだけで、なんとなく」でもOK!

最低限のハードルクリア基準は
「マーベルヒーローの映画を1本でも観てる」
ってすれば、割と日本での興収もいいから敷居は下げられると思う。

俺は購入前はシステムさえ動くのならその辺は逆に気にして無くて、
ごっこ遊びができるのならマーベル以外のヒーローやマンガキャラもビルドできるかなー?
と考えてた。

アニメでもゲームキャラでも何でもいいだろうと。

だーけーどー、
こんな面倒なシステム使いたくねえわ!

GURPSやTORGで再現するのを楽しんでた俺ですら「めんどくさい」って思うんだから。






キャラのビルド側はさしてそうでもない。好きなキャラがいればキャラクターシートの空欄はサクサクうまるのでは?

ヒーロー・データファイル(記入用)
https://fujimi-trpg-online.jp/download/mhrpg.html#sheet

でもシステム側がスピーディーな活躍に程遠いので、遊んでて嫌になる。
なのでプリインで入ってて知ってるマーベルヒーローから選んで遊ぶのが初回はオススメ。

アクション用マーカー①
https://fujimi-trpg-online.jp/download/mhrpg.html#marker

そして、それよりそもそもTRPGで重要なのがキャラどうこう以前にPLのマッチング

TRPGは内側からの悪意に弱いゲームだ。
卓をつまらなくしようと意図する参加者がいれば、簡単にその卓はつまらなくなり、
遊びだった筈が中座したくなる不快だらけの時間の無駄と化す。

どのシステムだろうと暴走プレイで卓破壊して悦に入るようなタイプのPLは忌避されるべき。
だからストレス感じつつ時間浪費する前に「同卓させない」

この点、SNSだのでの発言諸々などから色々な「人物」が見えてくる。
・挨拶できるか?
(最低限のコレすらもできない奴が割といて、社会生活どうやっておくってんのか不思議。)

・マナーはあるか?
(無礼な行動。羽目を外し過ぎるタイプかどうかも割と普段からの行動発言で判る。)

オンセなら卓の前に環境への接続テストなどをしておくとか。
それ以前に、卓の開始時間は過ぎてるのに、
その段でSkypeアップデートやブラウザのプラグインインストール始めないとかはアタリマエ!
事前にできることはしておく!
卓の開始前に飲み物を手元に持ってきているとか、
トイレを済ましてあるかなどで、
「他の参加者の時間を無駄にしない人物」かどうか。
(急な体調不良とかは仕方ないけど、幼児じゃねえんだから。)

遊びなんだからゆるーくやりたいって人もいるだろうけど、
「人間同士で時間使っての遊び」だからな!
相手がいる遊びで、相手は待たされ続ける訳だから!

何より、
MARVELヒロイックRPGは「推奨プレイ時間 4時間~」って書いてある。
ただでも時間食いまくりシステムで、英語版のWikipediaに
https://en.wikipedia.org/wiki/Marvel_Heroic_Roleplaying
>fast playing game

とか書いてあるのが「嘘にもほどがある!」って位には時間食うので。
各人が個々に事前にできる事は済ませる「協力」をしておくのは「マナー」。


その2
*事前打ち合わせを掲示板などでやっておく

これもマッチング&時間削減の手段。
「同じ時間帯に合わせる調整を複数人でする」ってのが結構にタイトな世の中では難しい。

便利なWebを使ってできる事は卓の前に全てしておく。
日程調整含めてmeityのコメント欄を活用するのでもいいし。
https://meity.jp/

アジェンダは

・「どのヒーロー」を「誰が」「どうやって」使うか

(別にスパイダーバースみたいに大集合もできるんだけど、
クラスみたいに能力は散らしておく方が幅広いナラティブになると思う。)



ここでキャラによって、ソロ、バディ、チームでの得意不得意があるので、ウォッチャーはそれをヒントにシナリオを考えてもいいかも。

そして、何がしたいって意思表示だけど、
声の大きいPLがこういう場でも仕切りがちなので、GMは公平を心がける事。
逆に書き込みが少ないPLは積極性や協力について前向きでないことも考えられるので留意。

この段でコンセンサスが得れない場合は「卓は失敗で終わる」と思う。
キャラを替えるか、参加者側を替えるかが必要だろう。


その3
*ヒーローを活躍させよう!
その為にはスモールスタートで!!!

ゲームでPLが扱うPCがヒロイックに活躍できるのはアタリマエすぎるだろと思いきや、
このシステム自体がただ煩雑な「運ゲー」なので、
出目が悪ければ、たとえどんなにPP注ぎ込もうと何もできずに終わる可能性があります。

何よりシステムとして「酷い」のが「後だし側が有利なシステム」でもあるので、
ウォッチャーがPCの行動に対応する形で悉くを潰そうと思えば割とできてしまうでしょう。

システム出した側はその辺の空気読めって事なのかもしれないけど、
本来そういうのを解決するための人間様の知恵と道具が「システム」だろーが。

エラータだらけや、禄にテストプレイもしてないものを高い値を付けて売りつける企業もあるが、

マーベルワールドには並み居るヴィランが大量にいる。

Drドゥーム、マグニート、アポカリプス、



ギャラクタス、サノス、オンスロート。



コズイックビーイングとかコズミック・エンティティーズを出せば、物語は派手になりますね!

でーもー、

いきなりそのレベルを想定した大きい話はやめましょう!
少なくともPLが慣れるまでは。

ここで30年はTRPGやってる俺の自分なりの考え方やり方だけど。

ダンジョンズ&ドラゴンズだからって、
DMはいきなりドラゴンをぶつけない!


ってコツがあると思う。

ドゥームプールって指標モドキがあっても、
「どのヴィランを何体出すとかには制限はかからない」どころか、
ウォッチャー丸投げなので。

あと、いくらナラティブゲームだからって、
「大変な問題だけ出しておいて解決方法をPLに丸投げするGMは無責任」
なので、ウォッチャーが自分自身でPLやったとしても収集が付かなくなるだろうなと思う規模の事に手を出すのはやめましょう。

ナラティブを言い訳に肝心な事を全て丸投げってのは、
このシステムを開発している人物達や、売った企業が既にやらかしている事です。

購入者側がなぜか金を支払っているのに苦労を押し付けられている形なので、
マゾヒストでもなければ大喜びはしねえだろと当方は思うのですが。

とはいえ
「ヒーローはそれなりの強さに設定すること」だけはできます。

だから「ヒーローより弱いヴィランを出す」

いきなりドラゴンを出さず、
コボルドやゴブリンを出してもPC死屍累々になることはありえます。


だからこそ、ここで運ゲーの基本に帰りましょう。

小さな成功からコツコツと積み上げる。
このスモールスタートこそが勝利へのカギだ!

結構にマイナーなヴィランまで掲載されているので、
ルルブ掲載されているのを全て知ってるPLの方が多分世界でも少ないのでは?
なので、出した所で「誰?」になる可能性は元々強いです。

一方で「有名なヴィラン」は「その分、敵としてヤバイ奴」です。
前述したコズミックビーイングレベルやグループを率いるような強力なヴィランは基本ルルブに載ってません。

多分、アベンジャーズ結成として最初に力を合わせて立ち向かったグラビトンと、
シナリオで出てくるソウロンがルルブ掲載ヴィラン中では一番強い方だと思います。
(精神攻撃とかいろんな戦い方はあるので一概には言えませんが。)

何より時間食いまくるシステムですので
「小さくまとめる」事がウォッチャーのコツだと思います。

風呂敷を広げるだけ広げて収拾がつかずに終わる連載漫画をあなたはどう思いますか?

TRPGの卓に共通して言えることだと思いますが、

色々と空想は広がります。
だからこそ「コンパクト」をとにかく意識して、
もっと遊びたい!と思うなら、
また次回に!って感じで遊べばいいと思います。

まあPLやってみて思いつく事はこんな感じかな。

それと公式が無償配布しているサマリがあります。

プレイヤー用ルール・サマリー
https://fujimi-trpg-online.jp/download/mhrpg.html#summary

MARBEL公式がツイートしてる画像に
ダイスの振り方
https://pbs.twimg.com/media/Djo2u8CU4AA7foL.jpg
アイアンマンのキャラ紙
https://pbs.twimg.com/media/Djo2vHhU0AA4kkw.jpg
スパイダーマンのキャラ紙
https://pbs.twimg.com/media/Djo2vS2UcAEgpqC.jpg
これに目を通しただけでは用語だらけで
「ぜんぜんわかんねーわ!」
って人も多いでしょう。

酷い話で複雑なシステムってものに対しては「慣れる」しかないのですが、
ウォッチャーと協力して確認しながらでも、一歩ずつ前に進むしかないかなと。

「自分が理解できた範囲で誰かと遊んでみる」と、
自分が何が解らないのかを知る事が出来て、
ルルブを調べなおせば理解できる「かも」しれません。

まあ「参加者全滅で解らん!」って事も起きえますけど…。
そういう時はウォッチャーの裁定に従いましょう。
コンパクトに卓自体を切り上げて、気分を新たに仕切り直しするのも手かと。

とにかく煩雑な重いシステムなのでウオッチャーも手間取る事が多々あると思います。
その時はPL側も協力してアシストする形で卓を進めましょう。
少なくともTRPG卓は揚げ足取りや、一緒に遊んでる相手にあーしろこーしろ言う場ではないので。



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